宮崎から世界へ…ダンロップフェニックストーナメントはメジャー制覇への登竜門

 第43回ダンロップフェニックストーナメントは、去る11月20日世界ランク21位のブルックス・ケプカが大会記録21アンダーで初優勝を遂げたが、賞金王のかかった池田勇太の猛追で最後まで盛り上がった好ゲームであった。

 このトーナメントの優勝者35人(複数回除く)の内メジャーチャンピオンは13人、古くは’77セベ・バレステロス、’93アーニー・エルス、’99トーマス・ビヨーン、’06パトリーグ・ハリントン、最近では’14ジョーダン・スピース、’15ジミー・ウォーカーが宮崎初参戦の翌年または翌々年に初メジャーを制している事実は単に偶然とは思えない。

 大勢のメジャーチャンピオンを輩出してまさに「宮崎から世界へ」、メジャー登竜門のひとつとなっているのである。

 2002年のタイガー初参戦以来、日本のゴルフに歴史を刻むこの大会を撮り続けて十数年、ことしもまたクラブハウス2階のレストラン廊下壁面に記録する名誉の一枚を求めて、4日間数千枚のシャッターを切り続ける幸福に感謝。

 2017年のメジャートーナメントは2014年ウィナー松山英樹と共に、宮崎初参戦・初優勝のブルックス・ケプカに注目だ。

島津隆司

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左:11月の宮崎はゴルフマンス。早速掲げられた優勝バナー
中央:2016年ダンロップフェニックストーナメントはブルックス・ケプカが優勝
右:クラブハウス2階のレストラン廊下壁面。島津隆司撮影写真が並ぶ

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