ゴルフ王国 マレーシア PART3 スーパーゴルフリゾート「ボルネオ」

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1枚目:空港から車で10分、広大なステラハーバーリゾートの全景 / 2枚目:ステラハーバーゴルフ&CC 27H P108(G.マシュー設計、’97年開場)
3枚目:ダリットベイゴルフ&CC 18H 6,904Y P72(G.パースロー設計,’99年開場) / 4枚目:ゴルフネットワーク「ゴルフの旅/ボルネオ編」収録中の黒田アーサーさん
ALL Photos by T.SHIMAZU

成田から月・木、週2便就航のマレーシア航空直行便で約6時間、マレーシアはサバ州・コタキナバル空港に到着する。サバ州は世界で3番目に大きい島「ボルネオ島」の最北部に位置し、ブルネイ王国に国境を接している。19世紀後半からの英国の植民地支配を経て1963年連邦成立と同時に併合された。

人口は260万人、1985年頃‘00マスターズチャンピオン、ビジェイ・シンが所属していたSABAH GOLF & CC(1975年開場)はじめ、18のコースには14,000人のメンバーが所属し、深夜までクラブライフを楽しんでいる。

ステラハーバーリゾートへは空港から約10分と快適な足回り、南洋樹彩る美しいシーサイドに広大なビーチリゾートが広がっている。パシフィックステラとマゼランステラホテルはそれぞれ約500室、4つのプール、アロマセラピーが楽しめる高級スパ、「アシュワース」ショップなどに加えて、9ヶ所のレストランではチャイニーズからイタリアンまでリーズナブルにグルメ三昧、日本人の味覚にも格別だ。

シンガポール資本で‘97年にオープン、ヨットハーバーにはオーナーの100フィート級クルーザーが横付けされ、夏はドイツ・イギリスなどヨーロッパ系、冬場は香港・台湾などからの外国人客で賑わっている。パラセールやジェットスキーなどのマリーンスポーツ施設も充実しているのでファミリーやノープレイの同伴者も充分楽しめるのも魅力だ。

ホテルの目の前には、海に沈む夕陽の美しいグラハム・マーシュ設計の27ホール・SUTERA HARBOR GOLF & CCが展開されている。年中気温は30゚~35゚前後ながら、2人乗り乗用カートでフェアウェイ走行可能なので潮風が心地よく、一日に2ラウンドも可能だ。

MR.VOONのBORNEO GOLF & CCはこのリゾートから70分、ちょっと遠いが走る価値は充分にある。36ホールも計画中というフラットで広大なエリアには、大きく入り組んだラグーンが青々と輝き、9ホールにも絡んで球趣を彩る。
特にインコース11番ホール(PAR5)から続く、左回りのアーメンコーナー(?)がJ.ニクラス設計の真骨頂、潮騒奏でる15番ホール(PAR3)までシーサイドに美しく展開されている。

コースコンディションも上々、オーナーが直々にフロリダから取り寄せたというハイブリッドのバーミューダグラス(NO.417)はスティンプメーターで常時8~9フィートはあるので、芝目をほとんど気にせず快適なパッティングが味わえる。

毎年6月にクラチャンをニクラスのホーム、ミュアフィールドビレッジで開催されるメモリアルトーナメントに招待するという、オーナーMR.VOONとのラウンドでは、前半は僕も寄せまくって何とか付いていったのだが、彼は上がってみれば距離たっぷりのこのコース、2オーバーとは…、完敗である。

時折、熱帯の小動物達が姿が見せるDALIT BAY GOLF & CCも美しい。
晴れた早朝には東南アジアの最高峰キナバル山(4,095M)を望み、白波の押し寄せる10・11番メモリアルホールなど、旅の思い出を存分に創ってくれる。

ジャングルとオランウータンのボルネオがゴルフリゾートへ大変身、「変貌するアジア」極まれりである。

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成田から直行便で6時間、時差わずか1時間のサバ州コタキナバル

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