魅力いっぱいのオーストリアゴルフ紀行

 

1日目 4/30(月)

成田より空路ウィーンへ直行便で11時間。爽やかな5月初旬の中央ヨーロッパに降り立ったはずが、気温30度!暑い。湿気がないのが何よりですが、明らかに日本より暑いゴールデンウィークのウィーン。空港から30分、新・旧市街を分けるリンク通りに面した「マリオットウィーン」にチェックイン。

初日のディナーはウィーンといったら「ホイリゲ」。ホイリゲとは17世紀後半、ブドウ農家が自家製ワインを提供する所からはじまった”ワイン居酒屋”生ハムやソーセージ、ザワークラウトをつまみに気軽に楽しめる。アルコールが駄目な方も絞りたて生ブドウジュースを試してみては・・・。

 

2日目 5/1(火)ウィーン 快晴 気温29℃

レストランの入り口でオープン10分前からうろうろしていた私。ガラス越しにウェイターと何度も目が合うが厳格なゲルマン魂が宿るオーストリア人、6:30キッカリに朝食オープン。新鮮な野菜にベーコン、ハム、オムレツが並ぶ。腹ごしらえをして、さあ出発。

ホテルから車で40分。荘厳な森の中、ハプスブルグ家に仕える貴族・シェーンボルン家の別荘内にある「シェーンボルンゴルフクラブ」に到着。夜露が残る木漏れ日の中スタート、小川のせせらぎや小鳥のさえずりを聞きながら新緑のウィーンの森を堪能。

 

 

★ハプルスブルグ家の離宮「シェーンブルン宮殿」と町のシンボル「シュテファン大聖堂」観光

12世紀後半ルドルフ1世から1918年カール1世まで続くハプスブルグ家の華麗なる歴史を紐解くウィーン観光。なかでも1696年に建設、全盛期を築いた国母マリア・テレジアや悲運の王妃マリア・アントワネットら、数々の歴史ドラマの舞台となった「シェーンブルン宮殿」

町のシンボル、歴代の皇帝の葬儀が営われた「シュテファン大聖堂」

 

3日目 5/2(水)ウィーン~メルクからデュルンシュタインまでドナウ河クルーズ 快晴 気温28℃

ウィーンから西に車で1時間、11世紀に創設されたベネディクト派の修道院で世界遺産「メルク修道院」を見学。10万冊の蔵書を持つ図書館やバロック装飾の豪華な礼拝堂など見ごたえ充分です。

 

ドナウ河クルーズに出発!

11時出航。ドイツから黒海へと注ぐ全長2800kmにおよぶ大河ドナウの美しい景観が続く”ヴァッハウ渓谷”をクルーズします。別名”ヴァッハウの真珠”ことデュルンシュタインで下船し、ドナウ河を望むレストランで名物「ウィンナー・シュニッツエル」を。

 

 

★”ザッハートルテ”の発祥はどっち?

ウィーン土産の定番、激甘濃厚スィーツのザッハートルテは、その昔、ホテルザッハー内の「カフェ・ザッハー」かハプスブルグ家専門のベーカリーでフランツ・ヨーゼフ1世も通った「デーメル」か、どちらが発祥かを争って裁判になった。判決は「カフェ・ザッハー」が勝った為、いまでは観光客のほとんどがカフェ・ザッハーのザッハートルテをお土産に買われてますが、地元の人は今でも本物は「デーメル・ザッハートルテ」と譲らない人が多いいとか・・・。

 vs

4日目 5/3(木)ゴルフクラブ・フォンターナ 曇りときどき小雨 気温24℃

ウィーン郊外のゴルフクラブ・フォンターナはロバート・ボン・ヘギー設計により97年オープンしたチャンピオンシップコース。ヨーロッパのコースは自然を大切にあまり手を加えないコースがほとんどですが、対照的にフォンターナは人工的でありながら、コースをセパレートする木々や透き通った池、クリーク等目に入るものすべてが美しいコースです。なかでも17・18番のあがり2ホールは戦略性と美しさを兼ね備えたヨーロッパ屈指の名ホールです。

 

★巨匠と呼ばれた天才たちが情熱を捧げたウィーンで世界最高水準のコンサートを楽しむ。

1/1ニューイヤーコンサートが開かれるウィーンフィルの本拠地「楽友協会」で毎夜開かれるコンサートはウィーンに滞在したら必ず体験して下さい。

 

 

5日目 5/4(金)ウィーンからザルツブルグへ  雨時々晴れ 気温23℃

「サウンド・オブ・ミュージック」のザルツカンマーグートを観光。

ウィーンから車で3時間、青々と輝く湖と緑豊かな山々に囲まれたザルツカンマーグートは名作「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台で有名です。 ヴォルフガング湖畔のレストランで名物マス料理を食べた後、しばらく名画の世界に酔いしれてみてはいかがでしょうか。

 

 

★モーツアルトの面影を残す音楽の都 ザルツブルグは徒歩で充分観光できます。

旧市街の目抜き通り「ゲトライデ通」から「モーツアルトの生家」を見て、新・旧市街を分けるザルツァッハ川を渡り「ミラベル庭園」を見学。振り返って旧市街を見ると高台に聳え立つ「ホーエンザルツブルグ城」が良く見えます。旧市街に戻って夏の祭典・ザルツブルグ音楽祭のメイン会場「祝祭劇場」、「ザンクト・ペーター教会」、「大聖堂」、最後に「レジデンス広場」で、銘菓”モーツアルト・クーゲル”を生み出した「カフェ・フュルスト」でお土産買って観光終了。

 

 

 

6日目 5/5(土)ザルツブルグゴルフクラブ・オイゲンドルフ 曇り 気温20℃

ホテルから車で15分、なだらかな丘陵地帯に作られたザルツブルグGC・オイゲンドルフをプレー。これぞヨーロッパゴルフの原点、菜の花畑に囲まれた自然と調和した牧歌的なコースです。

 

★手引きのカートを引いてまわるのがヨーロッパ流!

健康のためにゴルフをする。これぞヨーロッパゴルフの原点。乗用カートは相当お年を召した方々かハンディキャップを持った方のために用意はあるが、ほとんどの人がカートを引いて歩いてまわってます。ゆえにレイアウトが歩いてまわるように作られており、乗用カートでまわるとホールを間違えたり”迷子”になる方が結構おります。われわれ日本人が乗用カートに乗って、元気いっぱいにプレーする姿は地元プレーヤーからみると、ちょっと奇妙な光景に映っているようです。

 

ハプルブルグ家の壮大な歴史・文化遺産に触れ、ウィーンフィルの本拠地でコンサートに感動!

サウンド・オブ・ミュージックの世界「ザルツカンマーグート」と天才モーツアルトの原点「ザルツブルグ」を訪ね。そして中世の面影が残る新緑の森でゴルフを満喫。

世界ゴルフ紀行・オーストリアでした。

オーストリアの魅力を日本に伝える為に日々頑張っている、現地のトヨシマさん(左の写真の右端)と親切なドライバーのMr.ハルビオ(右の写真)

 

TEXT&TOUR COORDINATOR

MITSUO KATO