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1枚目:水曜日の午後1時、恒例のパー3コンテスト。明日からの熱戦を控えて親子コンビのキャディーが楽しい。
2枚目:本コースに隣接するPAR3コース。(9H/1,060Y/P27)にも1万人のギャラリーが集る。
3枚目:月曜から長蛇の列ができる記念グッズ満載のショップ前広場。
4枚目:火曜日のチケットは$21、水曜日はナント$26とプリントされている
ALL Photos by T.SHIMAZU

 MASTERS TOURNAMENT、その響きに世界中のゴルファーのほとんどが眼を輝かせ、畏敬の念を持って美しく反応するだろう。参加選手の技術レベルやトーナメント期間にしか開場しないコースコンデションもさることながら、クリフォード・ロバーツの情熱と1956年から46年間にも渡って、そして今では世界中数十ヵ国の人々に放映し続けるCBSスタッフの映像へのこだわりが、これ程までに世界中のゴルファーを魅了するセレモニーを創り上げたのであろう。
 
 初めて会場を訪れてまず驚かされるのが、樹齢100年を越えるというMAGNOLIA(和名:モクレン/花言葉:威厳)やLOBLOLLY PINE(和名:タエダマツ)などの樹木の高さ。そしてTV中継では余り目立たないが、芝の色に同化させて緑に塗られたコンクリートの基礎の入った高さ2~3Mの常設イントレ(テレビ用カメラ台)の数、ホールによって3~4台も設置されて感動のシーンを追い続けている。

 中継カメラマンもほとんどがゴルファー、フィニッシングホールのグリーン受けのカメラなど「名誉と誇り」に賭けて、何年も順番待ちのノーギャラ・ボランティアだそうだ。見たい映像のメンタリティーはゴルファーなら世界共通、美しいはずである。

 圧倒的整備体制にも驚かされる。オーガスタの町を挙げての年1回のお祭りに、ほとんどの学校は1週間・・・・おやすみ。数百人のボランティアが白のツナギに黄色のプラスチック製ヘルメットをかぶって、銛(もり)の様に先端を尖らせた1メートル大の鉄棒を使って、ゴミや吸殻を片っ端から収集している。
 全選手がホールアウトすると20~30台はいたであろうか。NO.1ホール蔭の格納庫の方から装甲車のような四連ギャングモアの一団が突如現れ、全ホールに散っていた。

 数万人のパトロンの胃袋を満たす食料は2.75$のターキーとハムとツナと…、5種類のサンドイッチのみ。会場内のどのテントに入っても全てボランティアの自家製だ。数千点の記念グッズが並ぶプロショップは10数台のレジが並ぶにも拘らず、世界中から押し寄せるギャラリーで月曜日から長蛇の列、本戦の始まる木曜日には品切れになるものも多いという。

 水曜日午後1時のティーオフ、恒例の「パー3コンテスト」観戦も現地を訪れたことのある者のみが味わえる<幸せ>のひとつだ。
 1958年に本コースに隣接して造られた1,060Yのパー3コースは、本コース同様この時期にしか使用されず、白やピンクのDOGWOOD(和名:花みずき)が咲き乱れる美しいコース。自然のマウンドに巧妙に池を配して、水曜日には10,000人のギャラリーを呑み込む元祖スタジアムコースだ。
 1960年から開催され、ことしで43回目を数える「パー3コンテスト」。日本ではほとんどのメディアが大きく報道しないので淋しい限りだが、見ると聴くとではまさに大違い。第1回大会優勝のサム・スニード以来、パーマーやワトソンも優勝。昨年はタイガー始め、ニクラス・パーマー・プレーヤーが一緒のペアリングが見られるなど、ほとんどの有名選手が参加して毎年楽しいエキシビジョンマッチが繰り広げられている。昨年ホールインワンを出して22ストロークで優勝したDAVID TOMSは全米プロで優勝して大ブレーク、今季も初戦メルセデスチャンピオンシップでガルシアとプレーオフの2位、ソニーオープンでも4位につけて絶好調を維持している。

 参加選手が自分の子供達に例のツナギを着せてキャディーとして同行させている光景は特に女性必見!4~5才から12~3才位であろうか、カプルスやデービス・ラブⅢ、カルカベッキア、今期好調のクリス・ディマルコなど明日からの熱戦を控えて心暖まる情景が繰り広げられていた。本戦と違ってローピングもグリーンギリギリまで迫り、カメラ持込・サインも快く引き受けてくれるのが魅力だ。

 こんな生涯の思い出の数々を創ってくれるマスターズトーナメントだが、木曜日から日曜日までの通し券(BADGE)は、さすがの今年でもプレミアがついて$5,000~6,000は下るまい。
 それにオーガスタは全英オープンと違ってフィニシングホールのギャラリースタンド(OBSERVATION STAND)がないので(用地がない!)又今期の大改造により最終日はより一層の混雑が予想されるので、はるか彼方の萱の外では余りにも情けない。

 いっそ、月~水の公式練習とパー3コンテストの3日間を観戦、雰囲気をゆっくり味わって、感じて、そして映して(スチール・VTR共々OK)金曜日に帰国。予選2日目から最終日のゲーム展開は時差を利用して、土・日・月の早朝にTBSの映像を見ながら思い出に浸る、というプランはいかがだろうか?これならリーズナブルに本物観戦が可能だ。

投稿日:   作成者: admin   カテゴリー: スタッフブログ

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