「2020 ライダーカップ」は21年に延期へ 米報道

9月に開催予定の2年に1度の欧州選抜と米国選抜の対抗戦「ライダーカップ」が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で来年に延期されることになった。米ESPNが関係者の話として7日に報じた。8日にも正式発表されるとしている。会場のウィスリングストレイツがある米ウィスコンシン州との協議で、ギャラリーを入れて開催することが困難な状況にあると指摘されていた。
米男子ツアーは再開初戦となった「チャールズ・シュワブチャレンジ」から無観客で実施。当初ギャラリーの入場を予定していた7月「メモリアルトーナメント」も一転、無観客での開催を発表した。さらに、今季唯一のメジャーとなる8月の「全米プロ」も同様の開催方式をとる。 ライダーカップ」は大声援を背にして選手たちがプライドをかけて戦う、ゴルフ界でも異色のイベント。ロリー・マキロイ(北アイルランド)やブルックス・ケプカらスター選手は、同大会については無観客開催に異議を唱えていた。
報道によると、観客動員の有無にかかわらず、テレビ放映権料などで簡単な判断ではなかった、という。 1927年に英米の対抗戦として始まった「ライダーカップ」が過去に予定通り行われなかったのは第2次大戦中(4大会を中止)、および米国同時多発テロの影響で1年延期された2001年大会だけ。
関係者は、今大会が延期されることで21年9月30日からの開催を予定している世界選抜と米国選抜の対抗戦「プレジデンツカップ」は22年に延期されるとしている。

20.07.08
出典:ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

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